UPDATE 2019.9.22
ボディコンディショニングコラム
スタジオマーティ駒沢大学からお送りする、ボディコンディショニングのコラムページです。
筋膜リリースヨガ、ピラティスなどで身体を整えて、怪我のない、より自然に踊りにつながる身体へ整えていきましょう!
筋膜リリースヨガとは
皆さまこんにちは!
10月1日火曜日都民の日、14時〜15時15分、
スタジオマーティ駒沢では1コインヨガdayとして、
1コインで筋膜リリースヨガに参加できるイベントを開催いたします!
筋膜リリースとは。。。
文字だけを見ると、少し難しいような感じもしてしまうと思うのですが、やることは、ストレッチポールを利用しながら、カラダの疲れや痛み、コリの要因ともなるトリガーポイントを、コロコロと心地よい刺激の中でほぐしていきます。
ストレッチでは中々手の届かない、カラダの隅々までほぐしますので、マッサージを受けているような気持ちよさが全身に広がります。
通常のレッスンでも、あまりの心地よさに寝てしまわれる方もいらっしゃるほどです☺
筋膜リリースが終わった後で、ヨガの基本的なポーズを行い、更に心身ともにリフレッシュ、リラックスできるレッスンの内容となっております。
● ヨガをしてみたかったけれどなかなか機会がなかった方、
● 久々に体動かしてみたい、
● ストレス解消したい方、
● 体の痛みやコリから解消されたい方、
是非この機会にお友達をお誘い合わせの上レッスンにお越しください。
皆様のご参加お待ちしております。
毎週火曜日14時〜筋膜リリースストレッチのレッスンも開催中です!
そちらのご参加もぜひお待ちしております。
文:mami
肩甲骨の仕組み
みなさん、肩甲骨はどの方向に動くかご存知ですか?
肩を上げ下げしてみてください。
このときに肩甲骨が一緒に上げ下げされます。
この動きを挙上と下制と呼びます。
今度は自分自身を抱きしめてください。
肩甲骨が引き離れていくことが感じられますか?
これを外転と呼びます。
反対に肩甲骨同士が寄っていく動きが内転です。
この4つの動きはイメージしやすいと思いますが、あと2方向に肩甲骨は動くのです。
両手をバンザイしたときに、肩甲骨の下角が外側、上方に向かって上方回旋し、下ろすときに下方回旋します。
この6つの動きは絵を見ていただくと分かりやすいと思います。(「肉単」より)
肩甲骨から動かしていく感覚を持って肩や腕を動かすと、肩凝りなどの予防はもちろん、背中から腕を使って踊ることができます!
そして腕を大きく自由に動かすには、体幹部がしっかりと安定していることも大切です。
ピラティスでは体幹部の安定の仕方、肩甲骨から腕を動かすことを丁寧に行っていきます。
肩周りの硬さ、筋肉の緊張を感じている方はまずヨガでしっかりとほぐして可動域を広げてあげましょう!
文:宮崎あかね
猫背と呼吸
こんにちは!
先週は肩こりと姿勢についてお話しましたが、今日は猫背と呼吸についてお伝えします。
山など自然が豊かな場所でおいしい空気を感じようと深呼吸するとき、みなさん身体はどうなっていますか?
両手を大きく広げて胸を開くと思います。
では、猫背の状態で深呼吸しようとしてみてください。
呼吸に制限がかかったように、たくさん吸えない、あるいは吸いにくいと感じませんか?
呼吸の時には横隔膜というドームのような筋肉が働きます。
息を吸うときに肺に空気がはいると横隔膜が下がり内臓を下に押し下げます。肺に空気が入ることで胸郭が広がるので姿勢が引き上がる作用もあります。
そして息を吐くときは肺が萎んでいきますが、横隔膜が引き上がっていくので姿勢が縮こまらずに保つことができるのです。
猫背の状態だと、この横隔膜の働きが制限されてしまうので、深呼吸し辛くなってしまいます。
普段の生活の中で呼吸が浅くなっているな、と感じたら、自然の中にいるときのように身体を開きながら深呼吸してみてくださいね。
その時に好きなお花の香りなどを想像すると、さらにリラックスできますよ!
文:宮崎あかね
肩こりと姿勢
みなさん、肩のマッサージは好きですか?
年齢を問わず肩こりでお悩みの人は多くいます。
マッサージに行ってスッキリしたと感じても、すぐに肩が凝ってしまう肩は、姿勢に原因があるかも知れません。
横から姿勢をチェックしたときに、頭が前に出て猫背になっていませんか?
ピラティスでは、骨、軟骨、関節の配置のことを、身体のアライメントと呼びます。
このアライメントが崩れて筋肉が引っ張られてあるいは圧迫されて過緊張になると、身体に様々な症状が出てくる原因になります。
頭が前に出て猫背になっていると頸部、肩甲骨が過緊張になるため、凝りが生じてくるのです。
ですので慢性的に肩にお悩みがある方は、マッサージに行ってもすぐに肩こりになってしまう方は
姿勢をチェック
してみてくださいね!
次回は、「猫背と呼吸」についてです!
お楽しみに!
文:宮崎あかね
四十肩、五十肩とは
こんにちは!今日は肩まわりのお悩みとして多くある四十肩、五十肩についてお話しますね。
この症状は筋肉ではなく、腱板に炎症が起こりそれが間接包に広がって痛みを引き起こしているので、問題が生じているのは関節です。
はっきりとした原因は解明されていませんが、老化により筋肉や腱の柔軟性が失われるからだと言われています。
発症してしまった場合は、ストレッチと振り子運動を組み合わせたものを運動療法として行うことが多いそうです。
肩関節の周囲筋群の過緊張に対するリラクゼーションが目的になるので、つまり肩周りの柔軟性を保つことは発症の予防に繋がっていくと考えられますね。
発症している方がピラティスやヨガを行えるかということについては、動きの中で強い痛みが出ないことと医師から運動の許可が出ていることが前提になります。
肩関節、肩甲骨、脊柱を動かして筋緊張を緩和させ、リアライメントした状態を保てるように、肩関節の周囲筋群を働かせていくエクササイズとアプローチが重要だと思います。
痛みが不安な方はプライベートレッスンや少人数制のクラスで、インストラクターとコミュニケーションを取りながら安全に動いていきましょう!
文:宮崎あかね
シェイプアップ
こんにちは!
夏になるとダイエット特集がたくさん目につきますが、みなさんどんなダイエットをしたことがありますか?
私は学生の頃に「朝バナナダイエット」を試みて、1週間でリタイヤしたことがあります(笑)
その頃はモデルさんのように細くなりたい!
と思っていましたが、ピラティスを初めてから考えが変わりました !!
1人1人骨格、骨の太さが違います。その骨格や体質によって、ベストな身体のサイズも違うと私は思っています。
モデルさんがウエスト○センチだから、同じサイズにすることが美しい身体なのではなく、
自分の骨格的に1番機能的に動ける筋肉がついたとき!
このサイズがその人の身体を最も美しく見せるのではないでしょうか。
そして機能的な身体は歪みが少なくバランスが整っているはずです。
実際に私自身がピラティスを始めてから、洋服のサイズは変わらずとも、洋服を着た時の身体のシルエットが変わりました。
やみくもに細くするのではなく、機能的で美しい身体のためのシェイプアップに必要なのは、正しい筋肉動員をして、美しい姿勢を目指すことだと私は考えています!
文:宮崎あかね
8月のボディコンディショニングは”シェイプアップ”をテーマの1つとして取り上げています。
● 火曜 バレエのための筋膜リリース 14:00~15:15 講師:mami
● 水曜 ピラティス 13:30~14:30 講師:宮崎あかね
ピラティスを始めたきっかけ
初めまして!
スタジオマーティ駒沢大学にて、水曜日のピラティスクラスを担当致している宮崎あかねです。
今日は私がピラティスを始めたきっかけについてお話したいと思います。
私は大学で舞台芸術を学ぶ学科でコンテンポラリーダンスを専攻し、大学の公演がある時は放課後から退館時間まで、多いときは週5日、数か月に渡って稽古をする生活を繰り返していました。
そんな中、公演のたびに股関節に不調を感じるようになり、接骨院、整体、スポーツマッサージなどを受けてケアするようになりました。
ケアしながら公演を終え、また公演が近づき稽古が佳境にはいると股関節が痛む、ということを繰り返していたのです。
股関節の不調を改善するための身体づくりをした方がいいなと思いつつ、いわゆる筋トレが苦手でどうしていいか分かりませんでした。
そんな中、たまたま自宅の近くにピラティススタジオがあったので恐る恐る体験レッスンを受けてみると・・・
イメージしていた‘筋トレ‘と違う!
やみくもに動くのではなく、頭のてっぺんからつま先まで意識し、身体のポジション、使っている筋肉をイメージしながら動く…
踊っているときと似たような集中力、楽しさ、そして適度なきつさがありました。(笑)
これなら続けられるかも、と思い始めてみたら、気づいたら数年経ち、股関節の不調も徐々に軽減するようになりました。
もちろん、今でも公演が近づくと必然的にオーバーワークになるので身体に痛みなどの不調が出ることもあります。
ですが、不調になる予兆を感じて事前にケアすることで大きな怪我は経験していませんし、
身体の状態に気付けるようになったことも、ピラティスを続けてきた結果だと感じています。
私の夢は、身体が動く限り踊る続けることです。
そして、今は夢が増えました。
ダンスが好きな方々がいつまでも楽しくダンスを続けられる身体づくりのお手伝いをすること。
ダンスをしない方でも、いつまでも自分の足で歩いて毎日を楽しめる身体づくりのお手伝いをすること。
そのために、ピラティスのクラスではひとりひとりのお身体の状態、悩みに寄り添うような気持ちで指導しています。
身体のことはもちろん、ダンスにまつわることも交えて、コラムをお届けしていきたいと思います!
文:宮崎あかね