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ヨガのレッスンで使われる用語について一覧にしています。(カタカナ表記は似よりの発音もしくは俗語で表現しています。)
あ
アイアンガー
アイアンガーヨガの創始者。クリシュナマチャリヤに師事しながら、独自のスタイルを築いた。著書『ハタヨガの真髄』 (Light on Yoga) は、ポーズの解説書としてアイアンガーヨガをはじめ、あらゆる流派のヨギたちに広く活用されている。
アイアンガーヨガ
誰でも簡単かつ効果的に行えるハタヨガのこと。ポーズを呼吸と体の動きに連動させて行うヨガで、パワーヨガの原点。決まった順番で同じポーズを途切れる事無く行うのが特徴で、欧米のセレブにも人気のヨガ。
アカーシャ
サンスクリット語で「虚空」「空間」という意味。
アシュタンガ
「8つの枝」の意味。パタンジャリの『ヨガ・スートラ』に定義されている、八支則として知られるヨガ実践の8つの段階のこと。
1. ヤマ 他人対して、行ってはならない行動(禁戒)
2.ニヤマ 自分に対しすべき行動(勧戒)
3.アーサナ ポーズ(座法)
4.プラナヤーマ 呼吸法
5.プラティヤハーラ 集中
6.ダラナ 凝念
7.ディヤーナ 瞑想・安定した精神状態
8.サマディ 悟り
アシュタンガ・ヨガ
S・K・パタビ・ジョイスにより考案された「ハタヨガ」タイプのヨガ。太陽礼拝からスタートし、呼吸と動きを合わせながら、流れるようにポーズを連続して行うメソッド。パワーヨガの原点で、セレブをはじめ世界中で人気のパワフルなヨガ。
アシュラム
ヨガを学ぶための道場、僧院のこと。
アタルヴァ・ヴェーダ
ヴェーダのサンヒターを構成する、マントラを載せた文献で、4部門のうちの1つ。「ブラフマン祭官」が唱える詞の集成。
アナハタ(アナハタ・チャクラ)
7つあるチャクラのうちの1つで、胸に位置し心臓神経に作用する。「慈愛」「愛」「優しさ」「情緒性」を表す。アナハタとは「鳴らされない音」という意味。
アナンダヨガ
スワミ・クリヤンダ氏考案の古典スタイルのハタヨガで、精神安定を目的とする。
アンナマヤ・コーシャ
人間を構成する5つの鞘(パンチャ・コーシャ)の1つ。物質的な肉体エネルギーの層。
アヌサラ・ヨガ
タントラ哲学をベースに、アメリカ人のジョン・フレンド が考案。「アイアンガーヨガ」をベースにする「ハタ・ヨガ」系のヨガ。解剖生理学的を重視したメソッドで、身体への負担を少なめに高いエネルギー消費を目指す。
アハンカーラ
エゴ、自我。
アパリグラハ
8支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。必要以上に持つ物欲や物への執着。
アパーナ(アパーナ・ヴァーユ)
五つの気の一つ。臍(へそ)の下部で流れるエネルギー(気)。腎臓、膀胱、排泄などの泌尿器や出産などに作用する。
アヒムサ
支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。非暴力。人や物などあらゆるものに対し、「行い」「考え」「言葉」での暴力を振るわない事。
アムリタ
不死、不滅。また「サハスラーラ・チャクラ」から分泌される甘露。
アライメント
身体の各部のポジション、体の調整。安全かつ効果的に、正確なポーズを取るため重要とされる。
アルジュナ
叙事詩「バガバッド・ギーター」の主人公。クリシュナから教えを受けるパンダヴァ族の王子で、インドラの息子。
アーユルヴェーダ
「身体と精神を整え、自然と調和する事で自己治癒力を高めていく」という考え方の、インドの伝統的な医学。 アーユルヴェーダとは、サンスクリット語の「生命(アーユス)」と「知識(ヴェーダ)」という2つの言葉から派生して出来た言葉。「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の三つの体質バランスを重要視する理論から、ヨガとの深いつながりをもたらしてきた。
アーリア
紀元前1300年頃にインド大陸へ侵入し、インド文化に強い影響を与えたとされるアーリア人(アーリア民族)。サンスクリット語で「清らかさ」を意味する。
アートマン
「真実の自己」「潜在意識」「超越的な自己」「不変の魂」の事。また、「小宇宙」という意味も持つ。「ブラフマン」に相反した概念である。
い
イシュタヨガ
ISHTAYogaのISHTAは、Integrated Sciences of Hatha, Tantra and Ayurvedaの略。タントラやアーユルヴェーダにハタヨガを統合させたヨガのスタイル。アラン・フィンガーが南アフリカで創始。
インテグラルヨガ
1966年にスリ・スワミ・サッチダナンダによって紹介されたハタヨガのスタイル。リラクセーションや瞑想とともに、ゆるやかなハタヨガのポーズを行う。ヨガの教えを日常生活に統合することが目的。
陰ヨガ
ポーズを長くホールドし、筋肉よりさらに深い結合組織に働きかけて滑らかにするほか、経絡を刺激して気の流れを整え、自分と向き合う静のヨガ。アメリカ人のポール・グリレイがタオイスト・ヨガ(道教のヨガ)から始めた。
イーシュヴァラプラニダーナ
5つある勧戒(ニヤマ)のうちの1つ。偉大なる存在に対し、感謝や祈りなど信仰心を持つこと。
イダー
月の気道を表す。ビンガラと対をなし左半身を司る。
インドリヤ
サンスクリット語で「身体の器官」を意味する言葉。
う
ウジャイ
勝利の呼吸。のどの奥を閉じて摩擦音を出す呼吸法。プラーナを取り込んでエネルギーを満たし、音によって集中を高め、落ち着かせる効果がある。 ウジャーイやウジャイーと呼ばれることもある。
ウダーナ
5つある「気」のうちの1つで、特に鼻・口から頭にかけて働く「感覚器官」に作用する。
ウディヤナ・バンダ
ウディヤナは「飛び上がる」の意味。腹部の引き上げにより、エネルギーの流れを上昇させるテクニック。その他にウディヤーナ・バンダ、と呼ばれることもある。
ウパーンシュ
マントラの唱え方の1つ。つぶやくような唱え方が特徴。
ヴァイカリー
マントラの唱え方の3つあるうちの1つで、声を出してマントラを唱える事。
ヴァータ
風の意味。アーユルヴェーダで分類される3つの体質のうちの1つ。
ヴィシュダ・チャクラ
7つあるチャクラ(人体のエネルギーセンター)のうちの1つ。咽頭部に位置する。意思疎通を司るとされ、自己表現やコミュニケーションを円滑にする役割を果たす。また、クリエイティブな能力をサポートする。
ヴィニヨガ
一人一人のニーズ、興味、能力、目的に合わせてヨガポーズとそのテクニックを応用するヨガ。セラピー的効果を発揮できる熟練した指導者は、特に呼吸の大切さ、ヨガポーズにおける生物力学、安全性に重点を置く。繰り返し行う長めにキープしていくポーズとシークエンスが特徴的。T.K.Vデシカチャールの教えをもとに、ゲイリー・クラフトソウガ開発した。
ヴィシュヌ
ヒンズー教の3大最高神のうちの1人。ヒンズー教の世界を維持する「維持の神」の役割を持つとされる。
ヴィンヤサ
ポーズと呼吸を連動させるスタイルのこと。「太陽礼拝」や「アシュタンガヨガ」もこのヨガのスタイルをとる。
ヴェーダ
紀元前1000年から紀元前500年頃にまとめられたとされる古代インドの聖典。「リグ・ヴェーダ」「アタルヴァ・ヴェーダ」などがある。
ウディヤーナ
5つある気の流れのうちの1つ。横隔膜を引き上げ、腹部の引き締めに働く。
え
エクスヘール
呼吸で息を吐くアクションのこと。
エーカー
サンスクリット語で、数字の「1」。
エーカーグラター
エーカーがサンスクリット語で数字の1である事から、「一点集中」の意味。
エーカダシャ・インドリヤ
五感覚器官、五行為器官の意味。
お
オージャス
ブラフマチャリヤ(禁欲)によって養うエネルギーの事。
オーラ
生物から発せられる霊気のこと。
か
カラリヨガ
南インドの伝統武術「カラリパヤット」より、身体強化法として作られたヨガのスタイル。
ガタ
ヨガの4つの段階のうち2段階目。「熱中」の意味。
カパ
アーユルヴェーダで分類される理論の1つで、5つのうち「地」「水」の要素を持つ。
カパーラバーティ
腹筋を使って呼吸を短く強く行う方法。精神をリセットし浄化する目的を持つ、シャットカルマの1つ。身体の保温効果も期待できる。
カルマ
行為。すべての行い。カルマの結果が来世に影響すると考えられる。現世の行い(悪行)が来世に災いや報いをもたらす。
カルマヨガ
カルマ解消を目的とした行動的なヨガ。欲や自我を捨て、与えられた仕事を遂行する事で現世の執着を断ち切る事を目標とする。
完全呼吸
「腹部」「胸部」「肩甲部」を使い行う呼吸のこと。
カーマ
サンスクリット語で「愛」「愛着」。
カーヤ
サンスクリット語で「肉体」「身体」。
カーラ
サンスクリット語で「時」「死」「黒」など。
カーリー
シヴァ神の妻で、パールヴァティの化身とされる、ヒンドゥー教の女神。
く
クシャナ
サンスクリット語で「瞬間」の意味。
グナ
自然を構成する性質。本質(プラクリティ)の3つの要素である「タマス」「ラジャス」「サットヴァ」の事。
グラウンディング
大地とのつながり。体を地面にしっかり根を張るようにつけること。
グランティ
「結び目」「結節。」の意味。「スシュムナ・ナーディ」において、「クンダリニー・シャクティ」の流れ妨げる3つの結節「ブラフマ」「ヴィシュヌ」「ルドラ」の事。
クリシュナ
インド神話「マハーバーラタ」に登場する英雄で、ヒンドゥー教の「ヴィシュヌ神」第8の化身・アヴァターラ。インドの王子「アリジュナ」にヨガの思想を伝授した。
クリパル・ヨガ
スワミ・クリパル氏の教えの元、アムリット・デサイが広めた「ハタ・ヨガ」のスタイル。ポーズで体の中心に意識を集中させながら、伝統的なポーズのアライメントを重要視する、
「呼吸法」「瞑想」「リラクゼーション」を基本とした、心身の調和を図るヨガ。クリパルとは「慈悲」という意味。
グル
自分の本質の正しい知識を教えてくれる先生のことで、師弟関係の絶対性が重要視される。現在ではヨガや瞑想の先生に対しても使われています。
クンダリーニ
人体内に存在する生命の根源的なエネルギーのことで、シャクティとも呼ばれ、尾てい骨のあたりに宿ると言われています。
グンバカ
呼吸法の1つで、息を止めること。
け
ケーヴァラクンバカ
無意識に吸気も呼気もしない事。
ゲーランダ・サンヒター
「プラディーピカ」「シヴァ・サンヒター」とならぶハタ・ヨガ三大教本のうちの1つで、ハタ・ヨガの重要な文献。 プラーナヤーマ、バンダ、ムドラー、プラティヤハーラなど、多くの技法が定義されている。
こ
コア
体幹。腹部や腰まわりにある筋肉群。主に腹筋・背筋周辺の部位。体幹は、体全体の姿勢・バランスに大きく影響する。
コーシャ
人間を構成する層(鞘)。本来の自己を覆い隠し、輝きをはばむとされる。ウパニシャッドの思想では、人は5つの層(鞘)から成ると考えられた。
ゴーラクシャ・ナータ
ハタ・ヨガの祖。ハタヨガの経典「ゴーラクシャ・シャタカ」の著者。
ゴータマ・シッダールタ
仏教の開祖。「釈迦」「仏陀」。ヨガで精神的修行を行い解脱に至ったと伝えられる。
さ
サティヤ
8支則(アシュタンガ)の第1段階で、5つあるヤマ(禁戒=すべきでない行為)のうちの1つ。「嘘をつかない」「偽らない」「悪意のある言葉を心の中に持たない」などの意味がある。
サドゥー
ヨガの修行者のことで、現在インドには4~500万人のサドゥーがいる。
サハジャ
自然な状態。自発的。
サハスラーラ(サハスラーラ・チャクラ)
7つあるチャクラのうちの1つ。頭頂部に位置し、精神的な理解と統合の神性チャクラ。「千の花弁を持つ蓮」の意味。
サプタ
サンスクリット語で「7」。
サマーナ
5つの気の1つ。胸の中心からへそを流れる生命エネルギー(気)で、循環器系や消化機能を活性化している。
サラスヴァティ
ヒンドゥー教の3大神「ブラフマー」の妻。「学問」「知恵」を司る。
サルヴァーンガ
肩立ちのポーズのこと
サンカルパ
純粋な強い意志、決意。
サンサーラ
サンスクリット語で「世界」。自分の心の中にある世界。または循環、輪廻転生。絶対的存在に相反した言葉。
サンスクリット
紀元前4世紀ごろ体系づけられたと言われる、インドの古代公用語。ヨガ教典などは、ほとんどがサンスクリット語で書かれている。日常生活ではほとんど使わていないが、ヨガに関連した書はほとんどサンスクリット語で書かれているため、ヨガでは使用する共通の言語となっている。
サンスカーラ
心理的に行動が支配している、潜在意識の過去の記憶。
サントーシャ(サントッシュ)
8支則(アシュタンガ)の第2段階であるニヤマの1つ。与えられた環境を受け入れ、必要以上の欲望を抱かないという心。
サンニャーシン
日常から離れた所で、瞑想や真実の追究を目指す修行者。
サンヒター
本集。マントラで構成されたヴェーダの基幹部。リグ・ヴェーダ(讃歌)、サーマ・ヴェーダ(歌詞・旋律)、ヤジュル・ヴェーダ(祭詞)、アタルヴァ・ヴェーダ(呪詞)から成る。
サンヤマ
自己コントロール、自制。8支則(アシュタンガ)の最終段階(瞑想)である3つ「ダーラナ」「ディヤーナ」「サマディ」を総称した言葉。
サットヴァ
純粋な質、知の質。3種のグナのうちの1つとされる。「調和」「喜び」という言葉の意味を持つ。
し
シターリ
舌を丸めて息を吸う呼吸法。体を冷やし、快活にする効果がある。
シャクティ
「パワー」「力」の意。目に見えない宇宙のかなたにある精神的エネルギー。女神として人格化され、ムーラダーラ・チャクラに宿るとされる。クンダリーニと同義語。
ジャタラ
お腹のこと、仰向けで捻るポーズのこと。
シャットカルマ
肉体浄化のための6つの行い/ドーティ(歯から内臓までのさまざまな方法による洗浄)、ヴァスティ(括約筋の収縮と膨張による直腸の洗浄)、ネーティ(鼻うがい)、ナウリ(腹部の筋肉を横に動かす内臓のマッサージ)、トラタカ(ロウソクの炎などをじっと見つめる視力強化法)、カパーラバーティ(腹筋を使って短く強く息を吐く呼吸法)。
シャーラ
「家」「建物」の意。ヨガスタジオ、教室をさす。
シャンティ
安らぎ、平和、平穏を意味するマントラの1つのこと。
シヴァ
破壊と創造の神。ヴィシュヌ、ブラフマーとともにヒンドゥー教の三大神。あらゆる時代を通じてヨガの神とされている。
シヴァナンダヨガ
スワミ・シヴァナンダの教えに基づき、スワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダによってアメリカに紹介されたハタヨガのスタイル。リラクセーション、チャンティング、プラーナヤーマとともに、12の基本的なポーズでチャクラを活性化させる。
ジャランダーラ・バンダ
ジャランダーラは「網を持った」の意味。あごを引いて鎖骨に押しつけることで、エネルギーが口や鼻から抜けるのを封じ込めるテクニック。
ジヴァムクティヨガ
アシュタンガ(ヴィンヤサ)ヨガをベースに、さまざまなヨガの要素を取り入れた独自のハタヨガのスタイル。シャロン・ギャノンとデヴィッド・ライフによってニューヨークで創始。
す
スカ
快適さを意味する。
スリ・K・パタビ・ジョイス
(1915〜2009) クリシュナマチャリヤに師事し、アシュタンガ(ヴィンヤサ)ヨガを確立。これが欧米に伝わり、パワーヨガやヴィンヤサヨガの原形となり、近年世界中でヨガが普及した。
スートラ
経典、格言集の事。「ヨガ・スートラ」など。ヨガにおける経のレベルは、「ヴェーダ」→「ウパニシャッド」→「スートラ」となる。
スーリヤ
「太陽の神」を意味する。
スーリヤナマスカーラ
太陽礼拝のポーズのこと。12ほどのポーズから成る一連のシークエンス。
スシュムナー(スシュムナ・ナーディ/スシュムナー管)
脊髄に沿い、最下部から頭頂部までを流れるプラーナの通り道。 これに沿ってチャクラが点在する。
スヴァディシターナ・チャクラ
7つのチャクラのひとつ。下腹部の生殖器辺りに位置し仙骨神経に作用する「創造のチャクラ」と呼ばれている。
スパンダ
振動の事。
スメール
巨大な山を中心に大宇宙が拡がっていると、インドでは信じられている事から、その中心にそびえたつ山の事を言う。
た
タ
月。太陽の「陽」に対し月は「陰」。
ダシャ
サンスクリット語で「10」。
タットヴァ
真実。事実。原理。絶対的存在。
タパス
自己鍛練。八支則(アシュタンガ)の第2段階である「ニヤマ」の1つ。
タントラ
「織る、または広がる」の意。タントラ教は、仏教やヒンドゥー教のシャクティ崇拝から起こった秘儀的な伝統。その実践は広範囲にわたり、左道派と右道派に分かれ、左道派では性的なアプローチを含む。
タントラ・ヨガ
密教「タントラ教」の教えを実践したヨガ。クンダリニー・シャクティのエネルギーを覚醒させ解脱を目指す。 「ハタ・ヨガ」の元になったヨガでもある。言葉の意味は「広がる」。また、タントラ・ヨガの実践者を「タントリカ」と呼ぶ。
ダーラナ
集中すること。
ち
チッタ
ヨガによって排除すべき心や意識。「チット」の反対語で「通常の意識」を意味する。
チット
純粋で崇高な意識。
チャクラ
言葉の意味は「車輪」。
体内に点在する、心理的エネルギーの中心部分。約7つ存在すると言われ、プラーナ(気)により活性化される。ヨガでは主に「ムーラダーラ・チャクラ」「スヴァディシュターナ・チャクラ」「マニプラ・チャクラ」「アナハタ・チャクラ」「ヴィシュディ・チャクラ」「アージュナ・チャクラ」「サハスラーラ・チャクラ」が使われる。
チャトゥ
サンスクリット語で「4」。
チャンティング
マントラを唱えること。複数でマントラを唱える事により、瞑想やチャクラの活性への効果が増すとされる。
チャンドラ・ナマスカーラ
月の礼拝ポーズ。「チャンドラ」とは月の神を意味する。
チャネリング
第6感を用いて宇宙エネルギーと交信し、それを言語化すること。自己の深層心理や前世を引き出す目的で行われる。
チン・ムドラー
瞑想に多く用いられる。手のひらを上に向け、親指と人さし指をつけて他の指を伸ばすポーズ。
て
ティンシャ
ヨガのクラスで、瞑想やシャヴァーサナの終わりを告げるために使われる鐘。チベットの仏具。
ティーチャーズ・トレーニング・コース(TTC)
指導者養成コース。ヨガスタジオや団体の独自のコースや流派で決められたコースなどがある。全米ヨガアライアンスは、世界的に広く認知されている。
ディヤーナ
瞑想/静慮。アシュタンガ(八支則)の第7段階。ダーラナの状態がさらに発展したもので、外界からの妨げなしに精神集中が可能になる。禅那。禅の語源。
テーヴァ
男性の神。クリシュナ、ヴィシュヌなど。
デーヴィ
女性の神。ラクシュミー、パールヴァティなど。
ど
ドゥイ
サンスクリット語で「2」。
ドゥルガー
「シヴァ神」の妻で、ヒンドゥー教の女神「パールヴァティ」の化身とされる。勝利の女神。
トラタカ(トラタク)
ろうそくを見つめて行う、目の浄化と強化を目的としたヨガ。瞑想の意味も含む「シャットカルマ」の1つ。
トリ
サンスクリット語で「3」
ドリスティ
視線。ポーズを行うときに見つめるところ。アシュタンガ(ヴィンヤサ)ヨガでは、トリスターナという集中への3つのポイントのひとつ。
ドーシャ
アーユルヴェーダ理論の中心となる体質。ヴァータ、ピッタ、カパという3つの体質に分けられ、これらをトリ・ドーシャと言う。この生命エネルギーのバランスを整えるのが、アーユルヴェーダの考え方の基本である。
な
ナウリ
お腹の筋肉を立てて横に動かす内臓のマッサージ。「シャットカルマ」の1つ。
ナヴァ
サンスクリット語で「9」。
ナマステ
インドのあいさつで「こんにちは」や「ありがとう」という意味。ヨガを行う際には、合掌と共に最初と最後に使われる。
ナーダ
音。特にナーダヨガやクンダリーニヨガで使う内なる音。
ナーダヨガ
音によるヨガ。音には、音楽など外的なものと、体の内側に響く内的なものがあり、集中するための方法として、音を聴いていくヨガのスタイル。
ナーディ
「川」の意味。エネルギーの流れる管。身体の中に72,000あるといわれ、スシュムナ・ナーディ、イーダ・ナーディ、ピンガラ・ナーディの3つが重要とされる。
ナービー
おへそのちょうど奥にあるもので、ナービーの位置がずれることによって、体の不調を起こすといわれている。
に
ニルヴァーナ
解脱のこと。サンスクリット語で「涅槃」という意味。ヒンドゥー教のサマーディと同じく、ヨガにおいて最も重要な目標とされる。
ニヤマ
勧戒。アシュタンガ(八支則)の第2段階。個人の行動の規範で、5つの行うべきこと。シャウチャ(清浄)、サントーシャ(知足)、タパス(鍛練/苦行)、スヴァーディヤーヤ(読誦)、イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への献身)。
ニーマルヨガ
ニーマル・ギャワリによるアシュタンガ・ヨガのひとつ。呼吸の方法から、ポジティブな思想を持つ事などを重要視している。
は
ハ
太陽。太陽エネルギー。月の「陰」に対し、太陽は「陽」。
バストリカ
「カパーラバーティ」と同様、腹筋を使った強い呼吸法の事。身体を温める効果がある。
ハタヨガ
「力強いヨガ」の意味。タントラの影響下で西暦1,000年ごろゴーラクシャらによって形成された。肉体を浄化し強化する鍛練によって自己超越を目指す。今日のヨガのポーズは、この伝統的なハタヨガの一部である。『ゲーランダ・サンヒター』『ハタ・ヨガ・プラディーピカ』『シヴァ・サンヒター』がハタ・ヨガの三大教本である。
ハタヨガ・プラディーピカ
14世紀にスヴァトマラーマによって書かれたとされる、最も古いハタヨガの文献。アーサナ、プラーナヤーマ、ムドラー、サマーディの4つの章からなる。『ゲーランダ・サンヒター』『シヴァ・サンヒター』とともにハタヨガの重要な教本。
パダヨラグライ
ドリスティ(ヨガのポーズで視線を合わせる目線ポイント)の1つで、足指を見る。
パドマ
蓮華座のポーズのこと。
バガヴァッド・ギーター
『マハーバーラタ』に収録されている経典で、約3,500年前のもの。アルジュナ王子とクリシュナとの対話形式で、ヨガの教訓が説かれている。
ハスタグライ
ドリスティ(ポーズを取る時に合わせる視線)の1つで、手を見る事。
バプティストヨガ
フローアーサナと瞑想を組み合わせた自己探求を目的としたヨガ。生徒一人一人の可能性を最大限に引き出すためにデザインされたヨガで、体全体を整える。情熱ややる気を生み出し、人生を変容させるツールとしてのヨガ。創設者は、バロン・バプティスト。
パリヴルッタ
捻れている、または回転していること。
パワーヨガ
「アシュタンガ・ヨガ」に筋力エクササイズの要素を盛り込み、分かりやすくアレンジした「ハタ・ヨガ」のスタイル。ハリウッドのセレブたちの間で広まるなど、現在のヨガブームのきっかけとなった。
バンダ
「縛る」の意。ハタヨガにおいて、プラーナ(エネルギー)を逃がさないように、体の各部の締めつけによってコントロールするテクニック。ムーラ・バンダ、ウディヤナ・バンダ、ジャランダーラ・バンダの3種類がある。微細な概念のため、経験を積まないとわかりにくい。単独での実践や、アーサナを行うときにも使う。
パンチャ
サンスクリット語で「5」。
パンチャ・コーシャ
身体を構成している5つの鞘で、「食物」「生気」「意識」「理性」「歓喜」で区分される。
パンチャ・プラーナ
身体の中に存在する気で、「プラーナ」「アパーナ」「ヴィヤーナ」「ウダーナ」「サマーナ」 の5つに区分される。
8支則
「ヨーガスートラ」に記された、ヨガ実践において重要とされる8段階の定義。アシュタンガ。
ひ
ビクラム・ヨガ
ビクラム・チョードリーが考案した「ハタ・ヨガ」のひとつ。高温多湿に設定された環境で、伝統的な26のポーズを連続して行うホットヨガ。
ビジャ・マントラ
「種子」と言う意味を持つマントラ。それぞれのチャクラに合わせた呼応の音節がある。
ピッタ
アーユルヴェーダ(インドに古くから伝わる伝統の学問)で提唱される理論の1つ。
ピンガラ
「太陽の気道」の意味。脊髄に沿った「プラーナの気道(スシュムナー)」を中心とすると、「月の気道(イダー)」とは反対に右半身を司り、精神の活性化に作用する。
ふ
プーラカ
吸気。特に横隔膜を使って行う、意識的な腹式呼吸法の事。
プラーカ
呼吸法の1つで、息を吸うこと。
プラーナ
喉元から横隔膜を流れる生命エネルギーのこと。
ブラフマン
インドバラモン教の教えで、宇宙の最高原理のこと。
ブラフマー
宇宙の創造神。ヴィシュヌ、シヴァとともにヒンドゥー教の三大神。仏教では梵天。
ブランケット
プロップ(補助道具)のひとつ。頭、肩、腰などの下に敷き、体の歪みや硬さを調整したり、クッションとして痛みを軽減したりするのに役立つ。
ブロック
プロップ(補助道具)のひとつ。床に手が届かない場合に体を支えたり、姿勢を矯正するなど、様々な用途がある。
ほ
ホリスティック
代替医療。「全体的な」という意味。「身体」「心」「魂」のバランスをとり、本来持っている自然治癒力を引き出して、病気の予防と治療を目標とする。「アーユルヴェーダ」もその1つ。
ボディ
覚醒した状態。
ボルスター
プロップ(ヨガの補助グッズ)の1つ。一般的には細長い筒型をしたクッションの様なもの。
体を乗せて位置を調整したり、寝そべって使用する事でより胸を広げる事が出来るなど、様々な使い方が出来る。
ポイント
足首をつま先まで伸ばした足の事をいう。
ホットヨガ
高温多湿に環境で行うヨガ。体温上昇が早いため、初心者でもポーズが取りやすくなる。
ま・み・む・め・も
ムードラ
ハタヨガの重要なテクニックの1つで指の形を意味します。全ての指の形に、宇宙エネルギーを取り入れるための重要な意味があると考えられている。
ムーラ・バンダ
ムーラは「根本」の意。括約筋を締めることで、エネルギーを封じ込めるテクニック
メディテーション
瞑想。精神を統一して、心の調和や身体疲労からの開放を目的とする。
モクシャ
アヴィディヤ(無知)からの解放。
モディフィケーション
無理なくヨガが行えるよう、体の状態や体質を考慮して、ポーズを変更して行うヨガのこと。またそのポーズのこと。
モヘンジョ・ダロ
「世界四大文明」でもある、インダス文明の都市遺跡。ヨガのポーズのような彫刻のある印章や像が発見されている事から、ヨガの発祥の地と考えられている。
や・ゆ・よ
ヤジュル・ヴェーダ
4つあるヴェーダのサンヒター構成のうちの1つ。祭式を執り行なうアドヴァリュ祭官が唱える祭詞。「黒ヤジュル・ヴェーダ」「白ヤジュル・ヴェーダ」の2種類がある。
ヤマ
禁戒。アシュタンガ(八支則)の第1段階。基本的かつ道徳的な鍛練で、5つの行うべきではないこと。アヒムサ(非暴力、不殺生)、サティヤ(正直)、アステーヤ(不盗)、ブラフマチャリヤ(貞操)、アパリグラハ(不貪)。
ユジュ
ヨガの語源となった言葉で、精神と魂を宇宙につなげるという意味がある。
ヨガ・スートラ
パタンジャリによって著されたヨガの格言集。195または196の格言で構成されている。
ら・り・る・れ・ろ
ラージャヨガ
瞑想を中心として行うヨガのこと。すべての基本になるヨガで、ヨガの王道である。
ラフティーヨガ
ヨガを笑いながら行なうことで、身体の免疫機能を強化し、ストレスを解消することを目的とするヨガのこと。
リストラティブヨガ
疲労回復を目的としたヨガ。ボルスター、ブランケット、アイピローなどを使って身体を調整しながらひとつのポーズに長くステイし、心身をリラックスさせる。
リトリート
海や山などのリゾートや温泉、寺など、普段の生活から離れて行うヨガのこと。
レーチャカ
呼吸法の1つで息を吐くこと。
ローフード
加熱処理をしない、あるいは食材を極力生、または生に近い状態で摂取する食生活(ローフーディズム)のこと。本来食物が持っている酵素やビタミン、ミネラルなどを効率よく摂取することを目的とする。
ロハス
Lifestyles Of Health And Sustainabilityの略として使われる言葉で、健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイルを意味する。